■ORDERその5 バイク用セキュリティキーカバー(キーホルダテイスト)


リモコンカバー完成写真今回のオーナー様は、私の十年来お付き合いのある気心知れたバイク仲間です。クリエイティブな仕事をこなす彼ですのでなかなか気の抜けない作品となりました(もちろん全ての作品、気を抜く事無く製作しておりますw)リモコンカバーでありながらそれらしくない!?キーホルダとしても違和感の無い様にとのオーダーでしたので基本は涙型の形状をモチーフにカシメ部にターコイズ、スナップ部にコンチョをあしらった仕様としました。実は当方、あまりターコイズやコンチョは好みではないのですが、オーナー様たっての希望で、その足で集めてこられれた情報を元に材料調達し、LEE'S PRODUCTのセンスでもってやっつけたwある意味、新境地を開いた感のある作品となりました。

■制作期間:約1.5ヶ月

■制作費(今後予測):¥21,000

リモコンカバー完成写真 リモコンカバー完成写真

■STEP01 (オーダー/受理)
ポンチ絵今回の依頼は当方の趣味のバイクを通じて十年来の付き合いのある友人からの依頼です。
『いっちょこいつのカバー作って!でもカバーっぽくなっちゃダメよ!』という依頼。
どうやらカバーとしての機能もさることながら、アクセサリーとしての存在価値を求めてるようです。
とっさにキーホルダー風のイメージが出てきまして作業開始です。

※写真はリモコン本体、約25mm四方の小さなものです。

■STEP02 (アイデア展開)
ポンチ絵いつものようにラフですが、ポンチ絵をしたためます。
アイデアの方向性は涙型か円形というスタンダードを外郭に取り入れながらも、飛び出す立体は四角というミスマッチを上手く斜面を使いながらカバーし、かつカシメを打つ箇所にはザグリを入れて独特の形を浮きだす構造を軸としました。今回は久しぶりにおいしいうどんをすすりながらという事で京都府綴喜郡井手町にあります『たなか家』さんにてツーリングがてら打合せを行いました。ちなみにここのカレーうどんは本当に絶品です。一度ご賞味あれ!と話はそれましたがw描いて持っていったポンチ絵1枚の中にまるをつけてもらって意匠決定です。

■STEP03 (完成予想図確認→合意)
完成予想図さて、今回は途中で色々あった注文を盛り込みながらの完成予想図です。オーナー様はネットを駆使して様々な素材を提案してくれました。その中で主にサイズ的な事をメインにアドバイスさせてもらいながらイメージを仕上げます。素材画像は出先のH/Pから拝借してます、この手のH/Pは写真が正面から捉えているショットが多くそのまま素材として使えるので、大変助かりますw
ボタン確認用の穴を提案させて頂きましたが、オーナー様曰く、シンプルなデザインが身上なので操作感は多少犠牲になっても良い。という判断もあり、最終的には穴無しのシンプルなものとなりました。

※下の画像は、後半で糸色のバリエーションをシミュレートしたもの
完成予想図

■STEP04-1 (木型製作→革絞り作業)
DATA今回のDATAは涙型と四角を上手くつなげるのに少々試行錯誤を繰り返しました。また左画像の奥にある台座のようなものは、今回のカシメとコンチョ(正確にいうとその裏)をかしめる為の専用冶具です。キーカバーの形状が市販道具ではまかなえないので、工具も自作です(今回限りという事で耐久性は無視の素材は樹脂での製作です。)

■STEP04-2 (木型/型紙)
木型削り出した木型(オス/メス)今回は裏表とも同じ型を使い
必要な部位により切り取る形状を変えて使っています。

■STEP05 (製作経過)
素材依頼の別注パーツが到着したので、今回使用するPITヌメ(牛2mm厚)を横に置き、パーツを木型の周りに配置して、イメージしてもらいます。

素材A1発目の型抜きが終わった時点で、改めてパーツを載せ撮影しました。

■STEP-06 (完成)
完成セキュリティキーカバーにはちょっと見えない!?wキーホルダ風キーカバーの完成です。今回は自分のセンスだけではかもし出せない雰囲気がオーナー様の協力の元、にじみ出てるのではないでしょうか?ある意味新境地を開いた気分に浸っております...w
LEE'S PRODUCTのセンス×あなたのセンスで新しいデザインを切り開くというのはどうでしょうか?次のチャレンジャーをお待ちしております...

完成 完成 完成 完成 完成


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