■ORDERその2 TOSTEMタッチキーケース(+予備キーカバー)


スマートキー完成写真メイン革は当方の常時在庫であります”キャメルブラウン”を使用、糸は麻(エスコード)の紺色、金具はアンティークを使用しています。依頼はスマートキーのカバーだけだったんですが、打合せ時に予備キー(通常の鍵)も一緒に持ってこられたのでこちらも型を取って、オマケとして同胞させて頂きました。

■制作期間:約1ヶ月

■制作費(今後予測):¥17,000

■STEP01 (オーダー/受理/打ち合わせ)
記録写真今回のオーナー様は当方のバイク仲間です。ある日のツーリングでご一緒した時に依頼を受け、その場で打合せ、記録写真、原寸測定となりました。但し測定といってもチラシの裏にボールペンで物を置いてなぞる程度の事です。ボールペンでなぞりながら誤差を頭に叩き込んで持ち帰ります。今後は何処でも出かける時はノギスを常に携行していくように心がけます(笑)

※写真はその時に撮影した記録写真とボールペンけがき線です
記録写真 ボールペンけがきライン

■STEP02 (木型製作の下準備)
革棚工房に戻ってきてから記録写真とけがいた線とを合成し、サイズを確認しながら木型製作の為の下絵作りに入ります。今回の意匠は『当方のオリジナルスマートキーケースのイメージで、先端は包んでしまう袋状のイメージ作ります』という事で概ね了承していただいたので(現地でポンチ絵を描きながら説明しました、残念ながらそのポンチ絵は残ってませんので掲載は不可)最終イメージ図の製作は行っておりません。キーは薄物なのでけがいた線とそれほどのずれは無いのでそのまま型紙に起します。こちらはオマケですので初期ステップは省きます。

■STEP03 (木型製作、途中報告)
完成予想図実をいうとまだCNCを導入していない時代の注文の為、全て手作業での製作となってます。(現時点であればCNC作業のレベルです。)途中経過報告の1枚

■STEP04 (木型製作→革絞り作業)
報告2型で抜いた直後の状態と、型紙製作の途中報告。この時は型紙も手作業で行っていましたが、現在はほとんどをCNCで作成しています(現在は2次元CADで図面を起して、0.5mmのプラ板で製作しております)

■STEP05 (完成)
型抜き今回の例は極端に作業を省いて(ほとんどをお任せで)短い工数で作業を完了させた例です。こういうパターンであればコストも安く、また期間も短く製作出来ます。あくまでもほとんどを任せて頂く格好になるのでオーナー様の楽しみは半減してしまうかも知れませんが...

完成写真

■STEP-X (その他)
型抜き平板状の鍵のカバーであれば、紙に鉛筆等でなぞった線があるだけでカバー製作は可能です。なぞった紙をこちらに郵送していただくだけでOK(カバーのみであれば¥2000〜で作成できます)スキャナーがあればそのまま鍵をスキャンして画像DATA送付でもOKです。その場合はキー部分などはモザイクをかけてセキュリティーに勤めて下さい。(当方万が一の損害が発生した場合でも責任は負えませんので...)

※写真はその他製作したキーカバーです。画像中央は左側のキーのベース線画です。
スポキー ベースライン 自宅キー


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